移住支援の利用

北海道では、移住定住の支援や施策が多くあります。団塊世代をターゲットにしたものが多いようですが、基本的には誰でも利用できる内容のようです。
せっかくだから、利用できるものは利用しちゃいましょう。主に道東を中心に考えて行こうと思います。

◆行政による施策

北海道の各市町村では、様々な定住施策が用意されています。
内容はおおかた以下のような感じで、市町村により詳細は異なります。

  • ・住宅や土地取得のための助成
  • ・農業漁業等への就業支援
  • ・単身勤労者向け賃貸住宅の建設
  • ・空家情報の収集と提供
  • ・就業のための情報提供
  • ・移住体験ツアーやショートステイ実施

◆民間の住宅

不動産屋や仲介業者が少ない、全く無い市町村では、定住移住の促進対策として、空き家情報などを希望者に提供していることがあります。
密集した公住はいやだという人でも、上手くいけば希望通りの賃貸住宅がみつかるかもしれませんし、安い中古住宅が購入できるかもしれません。
ま、何も知らない地域に突然中古住宅を購入してしまうのは、あまりオススメできませんが、賃貸なら問題ありません。
敷金や礼金なども、都会と比べて高くないですし、古い民家ならば敷金礼金ゼロといった住宅も多いのではないでしょうか。

詳しくは各自治体の移住担当窓口にお問い合わせください。

移住担当窓口へのリンク

◇行政主体の支援施策リンク

ワンストップ窓口とは、北海道と各市町村が連携してできた窓口で、移住相談の担当者を明確にして、役所にありがちなタライ回しをしないという窓口で、結構親切に対応してくれます。

◇住宅支援とは

不動産屋や仲介業者が少ない、全く無い市町村では、定住移住の促進対策として、空き家情報などを希望者に北海道に家を建てて住みたい、と言う人のために、町有地を宅地として格安で分譲したり、新築したら将来的に土地代は無料になったり、資金そのものを貸し付けしたり、と言った内容となります。
町村有地の宅地分譲は多く行われていて、新興住宅地のような感じで展開されている地域もあります。ある程度家が密集しているので、町中とあまりイメージが変わらないのですが、安心して購入して安心して暮らせる場所ではあります。

北海道移住促進協議会(不動産関連支援の一覧)

◇農業等への就業支援とは

後継者不足問題もあって、道内各地で農業実習生の受け入れを行っています。研修牧場がある自治体もあり、農業をやりたい人にはオススメ。
世帯で来て、農家で働きながら技術を学んでいるという人もいます。
ただ、農家の花嫁候補を、農業実習生研修生という名称で募集していることもあるらしいので、少しだけ注意が必要です。ほとんどは区別して募集しているとは思いますが、過去にそう言った問題もあったようですので。

◇本当は住んでからのことが重要

行政の支援や施策に関しては、確かに利用しやすい面があるかと思います。
でも、Iターンや引っ越しをして来るまでの支援よりも、実際に暮らし始めてからの施策の方が後々に非常に重要になってきます。

数多くある移住施策の他に、生活が始まってからの施策や制度なども考慮した方が良いと思います。

北海道移住促進協議会(その他の支援)に暮らし始めてからの福祉制度などが一覧となっていますが、一覧に出ていないことが実際にはいっぱいあります。

生活にあたって重視する点を整理し各市町村に問い合わせてみるのも大事なことかもしれません。
たとえば、私たちは町内に保育所が無いという点で非常に困りました。暮らし始めた時には子供がいなかったので、そこまで考えが及ばなかったのですが、長く暮らすかもしれない地域ですので、将来を見据えて考えた方が良いかもしれません。

◆民間による支援

北海道には、移住を支援するNPOや民間団体、個人が数多く存在します。
内容はそれぞれですが、北海道に住みたい人であれば基本的に誰でもWelcomeなようです。民間の人たちは自らもIターン組で「自分の愛する北海道に来てほしい」と言う熱い思いを持っていることが多いため、親身に相談に乗ってくれるようです。
移住体験ツアー、情報誌の発行などいろいろなことを行っているので、興味のある団体があったら相談してみるのも手です。

◆農家の花嫁婿として

上でも少し触れましたが農家の後継者として、花嫁花婿として北海道で暮らすというのも選択肢の一つです。
農家は後継者不足に悩まされています。そのため農協などが主催して各地で花嫁候補と地元農業青年との交流会などが行われています。
以前住んでいた地域では、関西地方から来たお嫁さんがとても多い地域でした。
彼女たちは、お姑さんや舅さんからとても大事にされ、日常の仕事をきちんとしてさえいれば、自由に過ごし、時には友人と旅行に出たりととのびのびとして暮らしている人が多く、楽しそうでした。
子供が小さい時には子育てに専念するために仕事は休んだり、全く農業の仕事をしていないお嫁さんもいました。
未だに農家のお嫁さんが苦労を強いられる、昔ながらの封建的な農村部もあるという話も聞きますし、実際にそういった状況を垣間見たこともありますが、そのような地域においても、明らかに世代交代は進み、時代は変わってきているようです。

文系大学卒業のお婿さん、京都大学卒のお嫁さんなど、いろんな人が農村青年交流会などを通じて来ています。

裕福な農家に入ると金銭感覚だけではなく、人生観も変わるかもしれませんよーー。農家は扱う金額の桁が違うと言いますから。

http://www.hokkaido-jin.jp/antenna/040/dd040010060.html
(北海道人 花嫁花婿募集サイト)

支援してくれる人に流されないように・・・

過疎化を防ぐために、地域を活性化するために、色々な支援や施策があることがわかりました。

ここで、忘れてはならないことは支援や施策は「頼る」「当てにする」のではなく「上手に利用する」ことが大事だと言うこと。

行政の施策や支援、そして一部の民間の人たちは、「北海道、地域のセールスマン」という役割を担っています。日本全国、数ある地方の中から北海道を選んでもらう、北海道の中から自分の地域を選んでもらう事が大きな目的なのですから、ある意味当然のことと言えます。
また、民間の人の支援は、自分の感覚と主観が基本となっているため、自分の考えとは違う事も多くあります。

実際に、その地で暮らしていくのは自分です。行政の人がこう言ったから、民間の人がこう言ったから、ということで決めてしまい、後から「話が違う」と言っても誰も責任を取ってくれるわけではありません。
物品の販売セールスであれば、後からクーリングオフや返品がきくでしょうが、地域となっては返品はききません。
誰に相談したとしても、結局は自分の責任。
自分主体で考えて、自分に合った支援を上手に利用して、話を進めましょう。

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もうこの本が出てから3年たったんですねえ・・・。時の流れは早いものです。まだまだ好評(?)発売中のようなので、是非一読ください。