アイヌ犬について

私たちが北海道に来て最初に飼った犬はアイヌ犬(北海道犬)のさん太でした。最近では某携帯電話のCMでおなじみの北海道県=アイヌ犬とはどういう犬なのでしょうか。

◆アイヌ犬のルーツ

縄文時代初期、アイヌの先祖が東北地方から北海道へ渡る際に同伴したマタギ犬(山岳狩猟犬)が、北海道犬(アイヌ犬)のルーツだと考えられています。アイヌ犬という名前から、ロシアなどの北方系の犬かと思いきや、秋田犬と同じ祖先を持つれっきとした日本犬ということです。
北海道に渡って以来、長い年月、狩猟をして暮らしていたアイヌの人々のよきパートナーとして、過ごしてきました。昔本州と隔離されていたこと、厳しい寒さと深い雪の中での生活を強いられたことなど、北海道という土地に適応し、北海道の厳しい大自然でヒグマやエゾシカをはじめとする獣狩りに活躍してきました。昭和12年には天然記念物に指定され、それを機に名前をアイヌ犬から北海道犬へと改められました。現在は、獣猟犬としてだけでなく、家庭犬としても飼育されています。

◆アイヌ犬の特徴

北海道の厳しい寒さや自然に対応してきた犬であり、マイナス数十℃という寒さの中、雪の中に埋まったとしても、朝になると雪の中から出てくるほど寒さに強い犬です。

アイヌ犬の体の特徴

  • 厳しい寒さに負けないすぐれた被毛(硬く長い毛と、柔らかく短い毛の二重構造の被毛)。
  • 雪国であるため胸部の筋肉が発達。
  • 狩猟で活躍するため足が発達している。
  • 小さくしまった耳 
  • 舌に黒斑のある個体が多い
  • 頭部の発達
  • ◆性格

    厳しい北海道の冬を、アイヌ民族に寄り添うようにして生き延びてきた北海道犬は主人にとても従順です。また、食料が限られていた北海道の冬の生活に適応して、粗食で生き抜いてきたそうです。
    狩猟犬で体の大きなヒグマにも立ち向かう程の激しい気性を持っています。クマの後ろへ回り込みながら、激しくほえたててヒグマが一瞬ひるんだ隙に、アイヌがトリカブトを塗った毒矢を放つという猟を行ってきました。アイヌの人たちは、気性の激しい狩猟に向いた個体を選抜してきたため、気性の激しい犬が多いのだそうです。

    現在では、ペットとして飼育されることから、こう言った激しい気性は避けられ、比較的おだやかな犬を選んで繁殖させているそうです。

    ◆我が家のさん太くん 

    私たちが最初に家族の一員として迎え入れたのが、アイヌ犬のさん太くんでした。
    家族に対してはとても従順で甘えん坊の反面、激しい気性の持ち主であり、他人にはなかなかなつかないところは、北海道犬らしいところと言えるでしょうか。
    非常に頭が良く、きびきびとした動作が特徴的でした。
    すばらしい毛並みで、とてもかっこ良く、すっかりアイヌ犬のファンになってしまいました。

    ちなみに、舌斑もちゃんとありました。

    そんなさん太くんですが、残念ながら5歳の時に突然の死を迎えてしまいました。
    幸いにも、娘を残していましたが、娘は純血ではありません(この娘が超ーーー問題犬なんですが)。

    Mikimakoのほん

    MIKIMAKOの本

    もうこの本が出てから3年たったんですねえ・・・。時の流れは早いものです。まだまだ好評(?)発売中のようなので、是非一読ください。