外食産業について
◆ラーメン
海道と言えばラーメン、北海道3大ラーメンと言えば、札幌ラーメン、旭川ラーメン、函館ラーメンです。
札幌ラーメンはこしが強く、縮れ麺で、味噌味が主流。
旭川ラーメンは醤油が主流。
函館ラーメンは塩が主流。
北海道でラーメンと言えばこの3つを思い浮かべる人も多いかと思いますが、我らが釧路ラーメンを忘れてはなりません。
釧路ラーメンが取りざたされたのは最近であるため、新しいラーメンという感じがしますが、実際には釧路という土地に根付いた歴史ある(?)ラーメンです。
釧路ラーメンは細い麺が特徴。
漁業で大賑わいだった釧路では、時間の無い漁師が、注文してからすぐに出せるラーメンと言うことで細い麺になったそうです。
味は醤油が主流と言われていますが、塩もおいしいです。
魚と野菜のあっさりスープが特徴で、こってりとしたイメージのラーメンとは全く違います。私は初めて食べた時、ラーメンと言うよりそばつゆに近い感じを受けました。
この釧路ラーメン、細い麺にあっさり魚のスープというとで、ラーメンとしては物足りないという人もいるようですが、食べれば食べるほど癖になる味で、1年ほど釧路ラーメンを食べるともう病みつきです。あっさりしてるから、二日酔いの時でもスーッと入ります。
北海道のラーメンは高額なことが多く、普通のラーメンで800円くらいする店も多い中、釧路ラーメンは500円~600円と格安なのがまたうれしいです。
全道や全国のチェーン店が増える中、釧路では昔ながらのラーメン屋が相変わらず人気だったりして、やっぱり地元の人は釧路ラーメンが好きなんだなあと思います。
あとは、私たちは旭川ラーメンも大好きで、ラーメンが食べるためだけに旭川まで行っていたりしたこともあります。
ラーメン万歳!
◆スープカレー
今や全国的な人気となりつつあるスープカレーは、札幌が発祥の地です。
しかし、そもそもスープカレーって何なんでしょうか?
カレーなんだけどスープ、ラーメンのスープにスパイスがはいったできたような感じの、スープ仕立てのカレーというところでしょうか。
野菜はぶつ切りで大きく、骨付きチキンが入っているものが基本とされて、実際そういったスープカレーが多かったのですが、今では各店がオリジナリティーを出して、競い合っている状態です。特にスープカレーはこうでなければならないと言った定義はないようです。さらさらとしたスープタイプで、ライスとカレーが別々のお皿で出てくる、というのが共通した定義でしょうか。
野菜に関しては、札幌発祥と言う事で、道産野菜をぜいたくに使用していることが多く、こういうこどわりを強く持つことにより、札幌、北海道の新しい名産品として根付かせようと言う意気込みが感じられます。
◆スイーツ
北海道はスイーツも名高い地方です。
六花亭、柳月、白い恋人で有名な石屋製菓、各地にあるアイスクリーム屋さんなどなど。
なぜ、北海道でスイーツなのかというと、酪農と農業が盛んだからだそうです。
酪農が盛んだと言う事は、質の良い乳製品、牛乳はもちろんのことバターや生クリーム、チーズなどが多く生産されているということ。みんなスイーツの材料として欠かせません。
また、小麦、砂糖の原料となるビート、ジャガイモ(でんぷんの材料にも)、小豆などなど農産物を見ても、お菓子を作らずにはいられない物ばかりです。
十勝の2大菓子会社と言えば、六花亭と柳月。
北海道のスイーツを作っている代表的な会社と言って多くの人思いうかべるのが、六花亭(ろっかてい)と柳月(りゅうげつ)です。北海道土産の代表格「マルセイバターサンド」が六花亭の代名詞のようになっているかもしれませんが、地元で六花亭と言えば、限定店舗でしか買えない「サクサクパイ」やシュークリームなどが食べたい一品として思い浮かびます。
柳月の代表は「三方六(さんぽうろく)」。株式会社柳月によると白樺の薪をイメージしたバームクーヘンに似たお菓子で、三方六という呼び名は、開拓期の厳しい冬を乗り切るために欠かせなかった薪ストーブの薪の基準となる寸法、切り口の3辺が各6寸で「3方6寸」からつけられたものです。
柳月は、終戦直後の帯広駅で、満州からの復員兵田村英也がアイスキャンディを売っていたのが始まり。終戦の混乱期でも甘いお菓子は人の心を和ませると考え、お菓子を売ることにしたのだそうです。十勝の新鮮な素材を使い最初に作ったのが、北海道開拓100年事業として開催された全国菓子大博覧会に出品した三方六。三方六は北海道の開拓の歴史を感じることができるスイーツなのですねえ。
六花亭製菓株式会社
株式会社柳月。
◆回転寿司
北海道では、回転寿司がとてもおいしいです。
元々は釧路地方で有名な店舗が多かったのが、今は全道に広がっていると言った状態です。
少し前までは北海道3大回転寿司ということで、釧路のなごやか亭、中標津のすしロード、北見のトリトンがおいしいと言われていましたが、今では、他にもおいしい店がいっぱいあるので、すしロードやトリトンは少し存在感が薄くなってきた感があります。なごやか亭は相変わらず元気で、サービスや内容も回転寿司の大黒柱といった風格ですが。
しょせん回転寿司とバカにすることなかれ。
さすが、漁業が盛んな地域だけあります。
サンマ、生のホタテ、イクラ、生がき、ホッキ貝、ツブ貝、ボタンエビなどなど、北海道で獲れる地場産の魚貝類が回っています。
本州の回転寿司でエビと言えば、ボイルエビで甘エビは高級の部類。北海道でエビと言えば甘エビで一番安い皿で、ボイルエビは存在しないと言う話はあまりにも有名になってしまいました。素材は回転寿司とは思えない程だとみんな最初は感動するようです。
回転寿司とはいえども、カウンター越しに気軽に注文することも出来て、その場で握りたてを食べられるのもうれしいところです。
「北海道は素材が良いからか素材に甘えて料理の技術がイマイチだ」と言う人が結構いるのですが、そう言う人は寿司においても同じことを言います。「北海道の寿司は握りの技術をきちんと持った職人がいないため、素材が良くても寿司としてはおいしくない。ましてや回転寿司を食べて喜んでいる北海道人の舌は未熟である」なんて言う意味のことを何度も聞いたことがあります。
江戸前寿司にかなうものは無いのだとか。
日頃から北海道の食がすばらしいと思っている私は、この意見に対してはかなり批判的で、こういう意見を目の当たりにするとムッとしてしまいます。確かに職人の握る江戸前寿司はとても美味しいだろうと思います。でも、職人の握る高級な江戸前寿司って一般庶民が子供を連れて家族で外食するときに、気軽に食べられるお値段でも雰囲気でもないはず。その点、回転寿司は、たまの外食時にも気軽にファミレス感覚で行ける場所ですし、お値段です。
このように日常の中においしい物が常にある、普段の食卓にもおいしいものが常にある、それが北海道の食の誇れるところであり、回転寿司はまさしくその王様だと思うのです。
回転寿司万歳!


